富田直秀(Naohide TOMITA)     e-mail: tomita.naohide.5c kyoto-u.ac.jp  ←を半角に変えてください。


Dr.Tomita

プロフィール

富田直秀(Naohide TOMITA)材料工学出身。もと整形外科医。現在は医療工学、デザイン、再生医療、バイオメカニクス、バイオトライボロジーなどの研究をしています。

研究とは切り離しておりますが、学生の頃から少しずつ創りためている文章、絵、写真なども公開しています。興味のある方は右のMENUからお入りください。

E-Mail: tomita.naohide.5c@kyoto-u.ac.jp
(@を半角に変えて下さい。たくさんのメールをいただいており、お返事できない場合が多いと思います。申し訳ありません。)

2019年11月29日

愛すべき学者バカを、ただのバカに改造

「愛すべき学者バカを、ただのバカに改造」
富田(町井)直秀

  先ほどの投稿文だけではなにを言っているのかわからないですね,すいません.「京大変人講座2(近日発売予定)」の一文です.

「ホンモノの俳優は、公演ごとに同じセリフをしゃべっていても、それはコピーではなく、その時その時にきらきらといつも新しい現実が生まれ出ているように感じます。私たち学者は、コピーされた言葉や式を矛盾なく並べて「わかる」ようにします。わかったなにかはまたコピーできる。つまり、学者とは過去のコピーに縛られたニセモノであって、まあ、役者にしたらバカな大根役者のようなものなのだと思います。でも、ニセモノであることを知ったうえで、バカのように徹底して続けることが SUKI であり続けると、いつか古いコピーを打ち破って新しい何かを発見できる一刹那がある。それを信じてホンモノの学者は SUKI に徹している。まあ優れた役者にはかないませんが、愛すべき学者バカぐらいにはなれるだろうと思っています。その SUKI を忘れて、評価されることばかりを目的としている学者は、ただのバカですね。本当に新しいことはすぐには評価されないので,そんな人は本当に新しいことはしません。今の日本の政府は目の前にニンジンをぶら下げて学者を走らせて、愛すべき学者バカを、ただのバカに改造しているのだと思います。かく言う私も改造されつつある一人なので、この本ではちょっと逆らって、グレてみたいのです。」


posted by トミタ ナオヒデ at 20:07| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

落胆しました

  「落胆しました」
富田(町井)直秀

  先日の学会では,会長や国の役人にかみついた形になってしまった.それぞれ懸命に仕事をされている方たちなので,もう少し相手の立場も考えて発言すべきだったか.なんであんなにアグレッシブになったのだろうか,と考えると思い当たることがある.
  いま,分野間コミュニケーションの一つの方法論として「演劇」を習いに行っている.それは学問が結局のところ,ある仮定(配役)の上に成立する「演技」であるからなのだが(その趣旨は近日発行の「京大変人講座2」を参考にしていただくとして),演技の練習の一環として,物事をわかりやすくはっきりと言うことを心掛けている,,,.学会の場で私が言ったのは「落胆しました」という言葉だった.この言葉を口に出して目の前の人を傷つけるのではなく,いまの学問社会全体への落胆をジンワリとそれぞれに感じさせる「演技」が,いまの私にはまだできていないのだろう.

posted by トミタ ナオヒデ at 09:04| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月14日

山極壽一 「型」という方法論

 以前にご紹介した,京大・山極壽一総長のパリ日本文化会館での講演動画
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/international-conference/91
が公開されました.現代社会に潜在し,急速に膨らみつつある新たな暴力性を,この人ほど明確に述べている人はいないと思います(最後の「フィクションの中で生きる我々ができること」の部分).最近,卒業生たちが集まってくれて話をしたのですが,みな,クレーム対応やコスト削減にばかり奔走させられていて,自己の創造性を発揮できず,社会全体に不満と暴力性が堆積しつつあるように感じます.
  ただ,私は山極氏の総長としての行動のすべてに賛同しているわけではありません.学生寮やタテカン問題での対処が,この講演の最後に示された「型」という方法論の一つの表現なのだとしたら,それは視点が少し異なるのだと思います. 
http://www.keikikai.jp/honbu/news/news40.pdf 16,17ページ)

posted by トミタ ナオヒデ at 19:05| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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