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Dr.Tomita

プロフィール

富田直秀(Naohide TOMITA)材料工学出身。もと整形外科医。現在は医療工学、デザイン、再生医療、バイオメカニクス、バイオトライボロジーなどの研究をしています。

研究とは切り離しておりますが、学生の頃から少しずつ創りためている文章、絵、写真なども公開しています。興味のある方は右のMENUからお入りください。

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2020年05月06日

独りよがり,の生きる道

      独りよがり,の生きる道
               富田(町井)直秀

 あるカナダの大学院に社会人入学している卒業生は,そこでの授業が日本のそれとは比べものにならないのだ,という.毎回の授業の前に多くの予習テーマと課題が出されていて,比較的少人数の受講者にアルバイトの大学院生がついて理解の補助もしてくれる.教育内容は,初学者にもわかりやすいように段階的に体系化されていて,しかも,実際的な応用がその課題に織り込まれていて,様々な経験を経た社会人学生の数も多いのだという.
 私はいま,遠隔授業や動画化の作業に追われていて,その作業の中で自身の授業を客観的に見せつけられる経験をしている.そうして,私の授業がいかに独りよがりであったのかを思い知らされている.やたらに無駄な間があって,活舌が悪く,何を言っているのかもわかりにくい.それならば,と台本を作って動画にしてみると,今までしゃべっていた内容の中に,あやふやな知識が相当に含まれていたことにも驚かされる.既存の知識の中で問題を解けるようになるだけの授業ではダメだ,などと粋がって,私なりに考える授業を工夫してきたつもりだった.けれども,遠隔授業や動画化してみると,その工夫さえも,どこか独りよがりだ.
 これじゃあまるで予備校の授業じゃねえかー,とゴジラのように天に向かって火を噴きあげながら,,しかし,なんで予備校じゃいけないの?まずやることやってから吠えたら?,と耳元でささやく声にも耳を傾けている.独りよがりを許容して創造性を育ててきたかつての日本ではもはやない.とにかく,わかりやすく説明をしなければ,現代の独りよがりは生きていけない.
posted by トミタ ナオヒデ at 11:10| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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