富田直秀(Naohide TOMITA)     e-mail: tomita.naohide.5c kyoto-u.ac.jp  ←を半角に変えてください。


Dr.Tomita

プロフィール

富田直秀(Naohide TOMITA)材料工学出身。もと整形外科医。現在は医療工学、デザイン、再生医療、バイオメカニクス、バイオトライボロジーなどの研究をしています。

研究とは切り離しておりますが、学生の頃から少しずつ創りためている文章、絵、写真なども公開しています。興味のある方は右のMENUからお入りください。

E-Mail: tomita.naohide.5c@kyoto-u.ac.jp
(@を半角に変えて下さい。たくさんのメールをいただいており、お返事できない場合が多いと思います。申し訳ありません。)

2010年09月09日

クロッキー

 短時間で作画を行うクロッキーの会を立ち上げてみようと思っている。
 絵の練習をしようとしているのではない。創造を、要素の統合によって意味を生じされる動きと捉えるならば、多くの知識人たちが要素を論理的に組み立てることばかりにとらわれていて、要素が自ずから統合される本来の創造性(創発)を忘れているように思うからだ。作画は、様々な要素が自ら統合され、実体が記号化されて意味が創造される、最もわかりやすい記号過程でもある。
 以前は、要素の自己組織的統合は自明だった。例えば一つの事実を突き詰めることによって、そこから自然に様々な技術が生じてきた。これは、画家が線や色に集中してもやがて統合的な絵となる事と同じだ。以前は「遊ぶ」ことが当然だった。けれども現代では、要素を論理的に組み立てる科学手法が発達したためか、遊びが枯渇しているためか、要素が要素のまま留まってしまって、本当の創造にまで行き着かない。新技術も、コンピュータ上に描かれた絵も、刺激的だが、どこか自然の生気を欠いてしまっている場合が多い。
 欲を言うならば,クロッキーのモデルさんは裸体よりも,たとえば赤ん坊を抱いた母親(母子像)などのほうが適切なのかもしれない。裸体はその線の厳しさに翻弄されてしまい、写真を撮るような機械的な模倣に終わってしまって、実体と描く主体との間のコミュニケーションにまでなかなか行き着かない。ポーズが何らかの感情を呼び起こさなければ、そもそも創造が始まらない。母子像ならば、おそらく自然な形に対して誰もがそれぞれの感情を呼び起こすのだろう。どこかに、モデルとなってくれる母子モデルはいないだろうか、、


外(そと) 調整小 富田直秀.JPG豹、調整小トリミング 富田直秀 .JPG昼,調整小3 富田直秀.JPG
posted by トミタ ナオヒデ at 20:31| アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
京都大学 工学研究科 機械理工学専攻 医療工学分野(医学研究科 生体工学分野) 
〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学工学部物理系校舎
医療工学研究室 富田研 425号・426号
Copyright (C) Tomita Laboratory. All rights reserved.

いちご会