富田直秀(Naohide TOMITA)     e-mail: tomita.naohide.5c kyoto-u.ac.jp  ←を半角に変えてください。


Dr.Tomita

プロフィール

富田直秀(Naohide TOMITA)材料工学出身。もと整形外科医。現在は医療工学、デザイン、再生医療、バイオメカニクス、バイオトライボロジーなどの研究をしています。

研究とは切り離しておりますが、学生の頃から少しずつ創りためている文章、絵、写真なども公開しています。興味のある方は右のMENUからお入りください。

E-Mail: tomita.naohide.5c@kyoto-u.ac.jp
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2012年04月10日

デザインスクールに期待

 先日,京大のデザインスクールの集まりに参加してきた(http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/design2/index.html).何とも楽しい会であった.デザインを共通の基軸として,情報学,工学,建築家,教育学の専門家が,経営学や芸術系の専門家とも協力して問題解決型の教育を行うことを目的とするグループで,会合ではそれぞれの専門家が一堂に会し,デザインを中心とした話題を発表し合った.それぞれの立場から次々に勝手なことを発表したつもりでも,本質のところでは大きな共感があったように思う.私は再生医療や医療福祉機器開発とデザインとの関係を「生体環境設計」という切り口で発表をさせていただいたが,それは,情報や教育におけるコミュニケーション,工学のものつくり,建築設計やデザイナーのイノベーションとも関連し合っていた.私が医療工学の坂をたどってやっとたどり着いた尾根には,様々な分野の人が同じように登り着いていたのだ,と考えると何とも愉快だ.細分化専門化した近代科学に対する反省,そうして,設計(デザイン)という言葉の見直しの必要性を,これだけ多くの人が感じていたのだ,と思う.
元来,昔ながらの職人や芸術家は,とことんモノに触れて,見て,その膨大な関わり合い(コト)の中から引き算をしていくことによって情報を単純化して,目安(勘とか直感とかコツとか呼ばれるが)を見いだしていた.客観的に定義され命名された要素を論理的に組み立てて設計・制御を行うこれまでの工学からは,動的な自然の多様性に対処できる技術やイノベーションはなかなか生まれ出てこない.要素を分離せずに関わり合い(コト)だけを抽出して情報を単純化して目安を得る様々な手法が提案され,新たなデザイン手法として様々な分野に活かされだしている.
posted by トミタ ナオヒデ at 19:19| プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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