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Dr.Tomita

プロフィール

富田直秀(Naohide TOMITA)材料工学出身。もと整形外科医。現在は医療工学、デザイン、再生医療、バイオメカニクス、バイオトライボロジーなどの研究をしています。

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2018年03月05日

「本音のお話」京都大学フィールドホッケー部 OB会誌

「本音のお話」

                    部長 富田 直秀
                    (工学研究科医療工学分野)

  私ほど何もしない部長は珍しいと思います。にもかかわらず、またはそのおかげで、(我が)フィールドホッケー部は男子部も女子部も堅実な戦いを続けています。部長会で各部の戦績が配られるたびに(裏にある様々な苦労を知らぬままに)、誇らしい気分を味わせていただいています。ここで、(我が)と括弧をつけて表現したのは、私がなかなか練習を見に行けず、応援にも行かず、口ばかりで何もしていない後ろめたさのためです。責任は担いつつ、少し離れたところから見守っている、と思い込むことで自分への言い訳にしています。
  さて今回は、ホッケー部諸君やOBの方々とのお付き合いの中で今まで決して口にしなかった「本音」を吐露しようと思います。私がかかわってきたテニスや剣道の、いわゆる個人種目でも、たとえば「集団にハマる」とか「進んで犠牲になる」といった集団意識や、レギュラー争いなどはあるのですが、客観的基準で代表選手を選考できる分だけ、集団と個人との関係性は淡白であったように思います。例えば、appeal や promote や support の能力がなくとも、内向的に集団の中に自身の位置を築くことも不可能ではないわけです。もちろんのこと、これらの能力は社会生活においてすこぶる重要であり、ホッケー部のOBの方々とお話をするたびに、個人競技で知り合った仲間たちとは少し違った、集団の中で積極的に生きる「カッコよさ」を感じる時がありました。
  さてしかし、昨今の世界情勢の中でこの「カッコよさ」をどのように使うのか、つまり、社会がある一つの方向に流れ出した時に、それぞれの人の価値観の多様性を、この「カッコよさ」が守るのか、または一丸とならない「他」を排除するのか、が問題なのだろうと思います。個人的にホッケー部のOBの方々に感じている「カッコよさ」は、圧倒的に前者です。つまり、appeal、promote、support の能力を、それぞれがそれぞれの生き方を遂行させるために用いておられる、そんな風に感じています。現役諸君のホッケー生活の匂いをブログなどから感じ取りますと、やはり、この前者の「カッコよさ」を感じる時があります。志を一つに一丸となりながらも、むしろその中で個性を生かし、また「他」に対しても尊敬を失わない。その伝統が、今の活躍を支えているのだ、と思い込みかもしれませんが、そう思い込むことこそが大切であろうと思います。

posted by トミタ ナオヒデ at 14:18| Comment(0) | プロフィール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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